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JFEグループCSR報告書2017|JFEホールディングス株式会社

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(1)

誠実

柔軟

挑戦

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JFEグループ CSRレポート 環境報告

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〒100-0011 東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 ������������������������������

03-3597-4381(IR室ダイヤルイン) 03-3597-3817(総務室ダイヤルイン) 03-3597-3734(企画部ダイヤルイン) 03-3597-3842(広報室ダイヤルイン)

I R 関 係 株式関係 環境関係

(2)

環境理念

JFEグループは、地球環境の向上を経営の重要課題と位置付け、 環境と調和した事業活動を推進することにより、豊かな社会づくりをめざします。

環境方針

1.すべての事業活動における環境負荷低減

2.技術、製品による貢献

3.省資源、省エネルギー事業による貢献

4.社会とのコミュニケーションの促進

5.国際協力の推進

 JFEグループは、企業行動指針および環境理念に掲げる

「地球環境との共存」と「地球環境の向上」を企業活動のな かで実現することをめざし、地球環境保全に向けた革新的 な技術開発・国際協力などを積極的に推進しています。  2009年12月のCOP15や地球温暖化対策基本法案の 国会での審議など、地球温暖化問題をめぐる動きに対する 社会の関心・要請は、ますます高まってきています。

 JFEグループは今後も引き続き地球環境保全に対し

真摯な取り組みを継続し、足もとの京都議定書・第一約束 期間における自主行動計画削減目標の着実な達成をめざ します。

 JFEグループは自らの省エネルギー活動と技術開発によ

り、すでに世界最高水準にあるエネルギー効率のさらなる

向上をめざすとともに、「環境調和型製鉄プロセス技術開

発(COURSE50)」プロジェクトへの参画など、さらに抜本

的なCO2削減技術の開発に取り組んでいます。また、環境

調和型の商品・技術の提供による環境負荷低減などの活 動をより一層推進することなどを通じて、地球環境を守る 重要な役割の一端を担ってまいります。

 環境経営の質を高めるため、ステークホルダーの皆様 からのご意見を頂戴しながら、環境への取り組みを改善し ていくことが重要と考えております。今後も忌憚なきご意 見を賜りますようお願い申し上げます。

JFEホールディングス株式会社 代表取締役 副社長

若林 公平

役員メッセージ

環境と調和した企業の発展をめざして

誠実

柔軟

挑戦

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編集方針

「JFEグループCSRレポート──環境報告2010」は、JFEグ

ループの持ち株会社であるJFEホールディングス(株)とその

事業会社の2009年度の環境活動と実績を報告しています。 編集にあたっては、環境省の「環境報告ガイドライン2007年

版」「サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン第3版」

を参考にしています。なお、本報告はWebサイトのみでの開示 としております。冊子がご入用の場合は、本ファイルを印刷し てご利用ください。*詳細な企業情報や事業内容、製品情報、

事業拠点などはJFEグループ経営レポート2010やWebサイ

ト(http://www.jfe-holdings.co.jp/)にて掲載しています。

役員メッセージ

目次

特集

JFEスチールの地球温暖化対策への取り組み

環境マネジメント

環境コミュニケーション

環境会計

事業活動における環境負荷低減活動

環境重点目標と実績

製鉄プロセスのエネルギー・マテリアルフロー

JFEスチールの環境負荷低減活動

JFEエンジニアリングの環境負荷低減活動

ユニバーサル造船の環境負荷低減活動

川崎マイクロエレクトロニクスの 環境負荷低減活動

JFE都市開発の環境負荷低減活動

商品・技術を通じた環境負荷低減活動

環境保全技術の研究開発

地球環境保全に貢献するJFEのテクノロジー

循環型社会を支えるリサイクル技術

海洋環境への取り組み

第三者コメント

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41 JFEグループ CSRレポート

環境報告

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JFEグループ環境報告 ����

JFEグループ環境報告 ����

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29

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(3)

(PJ※3)

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(目標)

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(年度)

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出典:(社)日本鉄鋼連盟

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巻上機

バケット

CDQ ボイラー ドラム

タービン

発電機

循環ブロア コークス炉

貯水池

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CDQの操業と外観

 JFEスチールは、継続的に地球温暖化対策

に取り組んでいます。

 2009年度は、京都議定書・第一約束期間※1

の2年目にあたるとともに、12月に気候変動枠 組条約第15回締約国会議(COP15)がコペン ハーゲンで開催されました。国内では、地球温 暖化対策基本法案が2010年度に入り、国会で 審議されるなど、重要な動きもありました。当社

は、これらの社会からの要請に対応しつつ、「常

に世界最高の技術をもって社会に貢献します」 とのグループ企業理念に基づいて、低炭素社会 の実現に向けて真摯に取り組んでまいります。  具体的な取り組みは次の通りです。

●日本鉄鋼連盟の自主行動計画※2の確実な遵守

●省エネルギー・CO2削減のための最新プロセ

スの最大限導入

●社会のCO2削減に貢献する高機能鋼材のさ

らなる開発・普及

●将来を見据えた「フェロコークス」(P9を参照)

などの革新的な技術開発

※1 京都議定書・第一約束期間

2008年度から2012年度までの間に、先進国の温室効果ガス排出 量を1990年比5%削減することをめざしている。

※2 自主行動計画

2008年度∼2012年度の平均で、エネルギー消費量を1990年度 比10%削減(粗鋼生産1億トンを前提)することが目標。追加的取 り組みとして、集荷システムの確立を前提に廃プラスチック100万 トンをリサイクルすることもめざしている。

JFEスチール株式会社 常務執行役員

西崎 宏

 2008年度実績でエネルギー消費量を1990年度比11.5%削減しました。計画達成のための補完的措置と して京都メカニズムを活用し、日本鉄鋼連盟全体で5,600万トンのCO2排出枠を購入契約済みです。このうち

4,000万トンは国連に登録済みです。

※3 PJ

ペタジュール(1015ジュール)。1PJは原油換算で2.58万kℓ。

 第2次中期経営計画期間中(2006年度から 2008年度)は、日本鉄鋼連盟の自主行動計画

の達成に向けて約1,000億円のCO2排出量削

減・省エネルギー投資を実施し、着実な成果を 挙げました。2009年度も継続して投資を行っ ています。主な稼動設備は次の通りです。

●CDQの新設

(2009年3月稼動、西日本製鉄所・倉敷地区)

●高効率酸素設備の新設

(西日本製鉄所・倉敷地区)

●高炉熱風炉の省エネタイプへの更新改修

(西日本製鉄所・福山/倉敷地区)

 また、本社・事業所で省エネパトロールを 実施するなど、省エネ活動を継続して進めて います。

日本鉄鋼連盟「自主行動計画」の進捗

CDQの仕組み

役員メッセージ

自主行動計画の達成に向けた取り組み

特集

J

FEスチールの地球温暖化対策への取り組み

──低炭素社会の実現に向けて──

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JFEグループ環境報告 ����

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(4)

加熱炉燃料低減大型排熱回収設備

高炉炉頂圧発電、 焼結排熱回収など

工程連続化

連続鋳造設備、 連続焼鈍設備など

省エネルギー設備導入

廃プラスチック高炉吹込リジェネバーナー導入エンドレス圧延都市ガス高炉吹込技術高効率酸素プラント

さらなる

省エネルギー推進

シャフト炉新設(2008年8月稼動)CDQの増強(2009年3月稼動)リジェネバーナー導入拡大高効率酸素プラント導入拡大転炉ガス顕熱回収

Super-SINTERTM新設

高炉熱風炉の更新改修

省エネルギーによる 地球温暖化防止対策 ��� ��� ��� ��� ��� ��� ��� ��� ��� ���

(1973年= 100とした指数)

(年度)

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JFEスチール

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原単位

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(年度)

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(万t/年)

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(年度)

(GJ/t-s)

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(目標)

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(PJ)

エネルギー 原単位 エネルギー消費量

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(年度)

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CO2原単位 CO2排出量

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 2009年度は、減産状況下にもかかわらずさら

なるCO2削減を進め、1973年度から2009年度

までにエネルギー原単位で37%削減し、世界最 高水準のエネルギー使用効率を達成しています。

 JFEスチールは、下記の「エネルギー原単位

の推移」のグラフに示したように、長年の間、省

エネルギーやCO2削減に取り組んできました。

その主なものは、製銑・製鋼工程で発生する副

生ガスの回収、CDQ※1やTRT※2などを利用し

た排熱・排圧エネルギーの回収などです。

 2009年度上期の粗鋼生産は、2008年度か らの景気後退の影響を受けて大幅な減産とな りましたが、下期は輸出マーケットが好調だっ たことなどから回復し、通年では2008年度と ほぼ同じレベルとなりました。なお、2009年度 の粗鋼生産実績は、1990年度比較で10%増 加しています。

 2009年度は、1990年度比較で粗鋼生産量 が10%増加しましたが、エネルギー消費量は 12%減少し、粗鋼を1トン生産するのに必要な エネルギー消費量(エネルギー原単位)も20% 減と大幅に減りました。

 また、2009年度と粗鋼生産量がほぼ同じレ ベルの2005年度と比較しても、エネルギー消 費量は約8%減少しています。

 2009年度は、1990年度比較で粗鋼生産量

が10%増加しましたが、CO2排出量は13%減少

し、粗鋼を1トン生産する時に排出するCO2の

量(CO2原単位)も21%減と大幅に減りました。

 また、2009年度と粗鋼生産量がほぼ同じレ

ベルの2005年度と比較しても、CO2排出量は

約9%減少しています。

※1 CDQ(Coke Dry Quenching)

コークス乾式消火設備。

※2TRT(Blast Furnace Top Pressure Recovery Turbine Generation)

高炉炉頂圧発電設備。

JFEスチールのエネルギー原単位の推移

JFEスチールの粗鋼生産量の推移

JFEスチールのエネルギー消費量・原単位推移(試算)

JFEスチールのCO2排出量・原単位推移(試算)

省エネルギーへの貢献で複数の受賞  JFEスチールは、省エネルギーに関する継続的 な取り組みのなかで、さまざまな賞を受賞し、社 会への貢献が認められています。2009年度に受 賞が決まった技術は、次の通りです。

JFEスチールの「Super-SINTERTM」が低CO2川崎パイロットブランドに選定

 JFEスチールの「Super-SINTERTM」などJFE グループの3件の技術が川崎市の「2009年度低 CO2川崎パイロットブランド」に選定されました。

低CO2川崎パイロットブランドは、川崎市が

2009年度に制定し、同市内で研究開発・製造さ れた技術・製品のなかから、特にCO2排出削減に

寄 与するものを選 定し表 彰する制 度です。 「Super-SINTERTM」は焼結機へ水素系気体燃

料を吹き込む技術で、JFEスチールが世界で初め

第42回 市村産業賞貢献賞: 「高耐震性高強度鋼の開発」

第56回 大河内記念生産賞:

「ナノ表面制御による自動車用高機能鋼板の開発」

て実用化に成功しました。東日本製鉄所(京浜地 区)は2009年1月からこの技術を導入して運転 しています。

川崎国際環境技術展での表彰

省エネルギー・CO

2

削減への取り組み

2009年度の粗鋼生産実績

2009年度のエネルギー消費量・原単位実績

2009年度のCO

2

排出量・原単位実績

特集

J

FEスチールの地球温暖化対策への取り組み

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削減

エネルギー原単位 1990年度比

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削減

CO2排出原単位

1990年度比

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%削減

エネルギー原単位 1973年度比

JFEグループ環境報告 ����

JFEグループ環境報告 ����

(5)

JFEスチールの非エネルギー起源CO2の

排出量推移(試算)

原料の輸送においても、大型の原料専用船を導 入するなどの輸送の効率化を追求しています。

 2009年度のJFEスチールのモーダルシフト

化率は、95%に達しています。また、輸送に伴う

CO2排出量は約30万トンでした。

 日本エネルギー経済研究所の2008年度の 試算では、日本鉄鋼連盟加盟各社がこれらの 高機能鋼材を797万トン供給したことで、お客

様の製品使用段階におけるCO2排出抑制量

は、1,487万トン(国内851万トン、国外636万 トン)にのぼります。

 JFEスチールは、お客様と連携しながら、低

炭素社会と経済の両立に不可欠な高機能鋼材 の開発・供給を通して、鉄を製造するプロセス のみならず、最終製品として消費者の皆様に使

用される段階においても、CO2の削減に貢献し

ています。

 鋼材を輸送する際の燃料消費によって発生

するCO2やNOx(窒素酸化物)を削減するため

に、JFEスチールでは比較的環境負荷の低い船

舶や鉄道へ輸送手段を切り替えるモーダルシ フトを積極的に進めています。また、海外からの

 高炉や転炉では、鉄鉱石中の不純物を取り 除くために、副原料として石灰石やドロマイト を使用します。これらが分解する際に発生する

CO2を非エネルギー起源CO2として管理して

います。

 JFEスチールの2009年度における非エネル

ギー起源のCO2排出量は約175万トンでした。

トラック���

モーダルシフト化率(JFEスチール)

船舶+鉄道

��� 船舶+鉄道��� 船舶+鉄道

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全体 500km以上輸送距離 500km以上輸送距離

出典:国土交通省

全産業トータルでのモーダルシフト化率

自動車

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国内

CO2削減量

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輸出

CO2削減量

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万t-CO2

出典:(社)日本鉄鋼連盟 船舶

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電車

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発電用ボイラー

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変圧器

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発電用ボイラー

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高機能鋼材の使用段階でのCO2削減効果(2008年度)

直嶋経済産業大臣が東日本製鉄所(京浜地区)をご視察  直嶋正行経済産業大臣ならびに小糸正樹経

済産業省製造産業局鉄鋼課長が、東日本製鉄所 (京浜地区)をご視察されました。JFEスチールの 地球環境保全や温暖化防止対策への取り組み についてご説明した後、廃プラスチックのリサイ クル工場、ならびに高炉、厚板工場および熱延工 場などをご見学いただき、JFEスチールのCO2削

減対策・環境対策をご理解いただきました。 熱延工場を視察される直嶋大臣

製品によるCO

2

削減への貢献

運輸部門の省エネルギー対策

非エネルギー起源のCO

2

排出量実績

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(年度)

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(万t/年)

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特集

J

FEスチールの地球温暖化対策への取り組み

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万トン

2008年度 CO2排出抑制量

鉄連加盟合計

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モーダルシフト化率

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(6)

ロシア

●サハリン向け既設石炭焚

発電の天然ガス焚転換 FS調査 他2件 ウクライナ

●転炉排ガス回収FS調査

(2009年度) 他2件 ポーランド

●ポーランド国における

加熱炉への高性能工 業炉技術導入調査

ベトナム

●ベトナム鉄鋼公社省エネルギーFS調査 

他1件 中国

●セメント廃熱回収発電(四川省 他4件)

●太原鋼鉄環境保全・省エネ診断

●未利用コークス炉ガスからのDME製造

●石灰焼成炉の省エネルギー対策調査

●四川省天然ガスDMEプロジェクト調査 

他17件

マレーシア

●セメント排熱回収発電FS調査

フィリピン

●焼結炉排熱回収発電事業

インドネシア

●電気炉向けバイオ燃料活用

FS調査(2009年度) 他2件

ブラジル

●アソミナス製鉄所低

温排熱回収による 省エネ対策調査 他1件 パキスタン

●パキスタン製鉄所省エネルギーFS

調査 インド

●インド鉄鋼公社省エネ診断

●バイザック製鉄所環境保全・省エネ診断

●タタ製鉄所焼結クーラー排熱回収FS

調査 他5件 バングラデシュ

●温室効果ガス排出削減のためのパイプライン

のリハビリ、最適化のためのFS調査 タイ

●タイ国における鉄鋼圧延加熱炉への高性能

工業炉導入調査 他6件

メキシコ

●電気炉省エネ診断

米国

●CSI加熱炉リジェネバーナー

■APP加盟国

「ECOARCTM」によるスクラップ予熱

「ECOARCTM」によるスクラップ予熱

高温排ガスによる スクラップ予熱

バッグによる 連続装入

O2、C

高温排ガスによる

スクラップ予熱 バッグによる

連続装入

O2、C

電極

る経済と環境の両立、温暖化対策などに向けた 多くの技術移転プロジェクトを実施し、国際社 会に貢献しています。

JFEグループの海外技術展開

●焼結炉クーラー排熱回収設備

インドにおけるNEDO省エネモデル事業として受託し、 2009年度より工事を実施しています。

●環境対応型高効率アーク炉「ECOARCTM」※3

「ECOARCTM」技術の有効性が海外に認められ韓国へ の導入が決まりました。また、タイでは技術導入に向け た調査を行いました。

 JFEスチールは、世界最高水準の省エネルギー

技術を活用してAPP※1、worldsteel※2での活動

や中国との技術交流など、地球温暖化対策へ のグローバルな取り組みを行っています。ま

た、JFEグループとして海外への技術展開を積

極的に実施し、国際社会に貢献しています。

中国との環境技術交流

 日本鉄鋼連盟と中国鋼鉄工業協会は、2005 年から毎年「日中鉄鋼業環境保全・省エネ先進 技術交流会」を開催しています。2010年4月 27、28の両日には、5回目の交流会を中国の遼 寧省・鞍山市で開催し、環境保全技術を中心に 活発な討論を行いました。

 JFEグループは、継続的な技術開発によって

培ってきた環境保全、省エネルギーおよびCO2

削減技術を基盤に、途上国および先進国におけ

JFEグループの国際協力プロジェクトマップ

※1 APP

Asia Pacific Partnership(クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ)。2005年7月に日本、豪州、中国、インド、韓国、米国、カ ナダ(2007年5月参加)が気候変動、エネルギー安全保障などの問題に取り組むために設立した国際的な組織。

※2 worldsteel

世界鉄鋼協会。日本、米国、EU、ロシアなど55カ国・地域にある約180社の主要製鉄企業・鉄鋼団体で構成される。 ※3 ECOARCTM

スチールプランテック(株)の商標。電気炉からの排ガスの熱を利用してスクラップを予熱することにより、従来の電気炉に比べて電力原単位を 大幅に削減できる。

米CSI第5加熱炉にリジェネバーナー導入  JFEスチールとブラジルのヴァーレの合弁会 社で、米国西部の大手単圧メーカーであるカリ フォルニアスチール(CSI)が建設を進めていた 第5加熱炉※が5月18日に完成し、操業を開始し

ました。第5加熱炉では、米国の大型加熱炉とし ては初めて「リジェネバーナー」を採用し、従来の 加熱炉と比較し20%の燃料原単位削減効果が あります。「リジェネバーナー」は、排ガス中の熱 を効率的に利用する技術で、極めて高い加熱効 率を実現します。

CSI第5加熱炉

東日本製鉄所(京浜地区)に「フェロコークス」製造パイロットプラントを建設  JFEスチールはCO2の発生量を大幅に削減す

る革新的塊成物「フェロコークス」の製造プロセ ス技術開発の一環として、パイロットプラントを 建設※することを決定しました。フェロコークス

は、高炉内で起こっている鉄鉱石還元反応の効 率自体を改善する革新的な高炉原料であり、還 元材比の大幅な低減が期待でき、CO2の排出削

減、省エネに寄与します。このプラントは新エネ ルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成 を受けて当社を含む高炉4社が推進する「資源 対応力強化のための革新的製銑プロセス技術開 発」プロジェクトとして建設するもので、技術の 開発と早期実用化技術の確立をめざします。

※ 加熱炉

鉄の半製品であるスラブを加熱する設備。加熱されたスラブ は、次工程の熱間圧延で、熱延鋼板に加工される。

環境・エネルギー技術の活用によるグローバルな温暖化対策への取り組み

海外におけるプロジェクト

特集

J

FEスチールの地球温暖化対策への取り組み

JFEグループ環境報告 ����

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※プラントは東日本製鉄所(京浜地区)に建設し、工期は2009年 12月から約2年を予定しています。

現在の製銑プロセス

本プロジェクト

CO2排出抑制

省エネ

鉄鉱石

石炭

高品位

堅型連続乾留

革新的製銑プロセス(革新的塊成物利用構想)

成形

革新的

塊成物製造プロセス

装入物1

装入物2

装入物3

高炉

低品位原料の 利用拡大

革新的 塊成物 焼結機 焼結鉱

コークス炉 コークス

鉄鉱石

石炭

低品位

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(7)

関連会社環境委員会 関連会社環境委員会

ユニバーサル造船環境会議

JFE都市開発環境委員会

川崎マイクロエレクトロニクス環境委員会

グループ環境連絡会

JFEエンジニアリング環境委員会 JFEスチール地球環境委員会

構成メンバー:JFEホールディングス および各事業会社環境担当者

グループ会社環境連絡会

構成メンバー:各事業会社環境担当者 および各グループ会社環境担当者

グループ環境委員会

エコプロダクツ2009

開園式で水草を植える地元小学校の児童 「関東・水と緑のネットワーク拠点百選」選定証授与式

 JFEグループは、「グループCSR会議」のも

と、JFEホールディングスの社長を議長とする

「グループ環境委員会」を設置するとともに、事 業会社・関連会社にも「環境委員会」を設置し、

環境目標の設定、達成状況のチェック、グルー プ全体の環境パフォーマンス向上など、環境に 関する諸問題の解決に取り組んでいます。

 横浜市鶴見区末広地区に事業所を有する

JFEエンジニアリングなど11社は、横浜市と

「協働緑化宣言」を交わし、同地区で「京浜の森 づくり事業」に取り組んでいます。2009年5月

にはJFEエンジニアリングが横浜市の助成を

受けて整備した遊歩道とビオトープから成る 公開緑地が完成し、開園式が行われました。

 名称募集で「JFEトンボみち」と名づけられた

同緑地では、公募で集まった「トンボみちファン クラブ」のメンバーがビオトープのなかにある 池周辺の清掃や草取りから生き物観察まで、生 物多様性の保全に貢献する活動を実践すると ともに、この活動を次世代に継承しています。ま

た、「JFEトンボみち」は2009年8月、関東建設弘

済会と日本生態系協会が選定する「関東・水と 緑のネットワーク拠点百選」に選ばれました。

 JFEグループ各社は、自主的、継続的に環境

問題に取り組んでいくために、環境マネジメン トシステムの国際規格ISO14001の認証取得 を推進しています。生産拠点を有する4事業会 社は、すべての事業所が認証を取得しています。  今後もグループとして、認証取得企業・事業 所の拡大を図っていきます。

 JFEグループは、ISO14001に基づく環境監

査と、環境管理の質の向上に向けた内部監査 を実施しています。ISO14001に基づく監査で は、認証機関の監査に加え、外部機関の監査員 養成教育を受講した環境管理関連業務経験 者が中心となり内部監査を実施しています。

 JFEグループは、環境をテーマとした展示会

に参加し、さまざまなステークホルダーへの情 報提供に努めています。

 2009年12月に開催された国内最大級の環

境展示会「エコプロダクツ2009」では、JFEグ

ループの環境保全への取り組みとともに、社会

と生活を支え、環境に貢献するJFEグループの

「技術と商品」を紹介しました。

 JFEグループは、自社のWebサイトを通じて

環境情報を積極的に提供しています。「環境へ

の取り組み」と題したページでは、環境経営の 考え方や実績、活動内容などを紹介しています。  さらに、環境に関する一般知識をわかりやす く紹介する環境Webサイト「エコビーイング」 と連携して、環境問題に先進的に取り組む「エ コピープル」の声などを紹介。幅広い方々への 環境啓発活動にも取り組んでいます。

 JFEグループは、環境保全活動に取り組む企

業風土の醸成をめざし、積極的な環境教育を 行っています。各事業会社では入社時や昇進 時の研修プログラムに環境教育を織り込むと ともに、年一回、階層別・職種別に環境保全活 動教育を実施しています。

環境マネジメント組織体制

JFEホールディングス 環境への取り組みWebサイト ����������������������������������������������

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環境Webサイト「エコビーイング」 ����������������������������

環境マネジメント体制の構築・運用状況

「JFEトンボみち」開園

ISO14001の取得推進

環境監査

展示会を通じた交流

インターネットによる情報提供

環境教育

環境マネジメント

環境コミュニケーション

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�����

※ 環境保全投資

資源の有効活用と環境保全の投資額の合計。

 JFEグループは、省エネルギーの推進、環境

負荷の一層の低減に向けて、独自の環境技術 の研究開発成果もふまえて、積極的に設備投 資を継続しています。

 省エネルギー投資は、1990年以降の累計で 3,989億円にのぼり、世界トップレベルのエネ

ルギー効率を実現しています。今後、地球温暖 化防止に向け、さらなる設備投資を計画してい ます。また、環境保全投資は、1973年以降の累 計で5,533億円に達しています。これからも、さ らなる環境負荷の低減に向けて設備投資を継 続していきます。

 2009年度は、環境関連設備投資額が306億 円、費用は904億円で、全設備投資に占める環 境関連設備投資の割合は約18%です。なお、

2009年度の活動の結果、省エネルギー効果は 金額換算で8億円と見積もっています。

環境保全投資※累計額

省エネルギー投資累計額

省エネルギー投資累計額

主な内容 投資額 費用額

自社の業務に 関わるもの

お客様や一般社会の 活動に関わるもの

マネジメント 地球温暖化防止 資源の有効活用 環境保全 その他 研究開発 社会活動

2 136 119 44 ─ 5 ─

306

24 236 182 380 15 61 6

904

環境負荷の監視・測定、EMS関連、環境教育・啓発など 省エネルギー・エネルギー有効利用など

工業用水の循環、自社内発生物のリサイクル、廃棄物管理など 大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下の防止 賦課金など

環境保全・省エネルギー・地球温暖化防止のための技術開発 自然保護・緑化活動支援、情報公開、展示会、広報など

合 計 ここに掲載している環境会計は以下の考え方に基づいて算出しています。

対象期間 : 2009年4月∼2010年3月

集計対象 : コストは、JFEの製鉄所における環境関連投資および費用。ただし、研究開発については全社分としています。

※ 効果については推計に基づく「みなし効果」や「リスク回避効果」などは算定していません。

※ プロセス全体が従来に比べて省エネルギーとなった設備投資でも、老朽更新などほかに主目的がある場合は含めていません。

(億円)

設備投資の推移

環境会計

誠実

柔軟

挑戦

� � � � � � � � � � � � � � � � � � � � � � � � � � � � �

� � � � � � � � �

環境重点目標と実績 15

製鉄プロセスのエネルギー・マテリアルフロー 17

JFEスチールの環境負荷低減活動 19

JFEエンジニアリングの環境負荷低減活動 23

ユニバーサル造船の環境負荷低減活動 25

川崎マイクロエレクトロニクスの環境負荷低減活動 27

JFE都市開発の環境負荷低減活動 27

事業活動における

環境負荷低減活動

世界最先端の環境負荷低減技術を活かして

環境会計

JFEグループ環境報告 ����

�� JFEグループ環境報告 ���� ��

10

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15

_2

12

6_

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m

(9)

会社名 2009年度 環境重点目標 2009年度 実績 2010年度 環境重点目標 掲載ページ

JFEスチール

JFE エンジニア リング

ユニバーサル 造船

JFE都市開発

地球温暖化対策の推進

●鉄連自主行動計画をふまえ、温室効果ガス削減対策を実行

(エネルギー消費量を2008年度∼2012年度平均で1990 年度比10%削減)

環境リスク低減への取り組みの継続 ●新規法規制の遵守

●自主的な環境保全活動の推進 副生物資源化の推進

●スラッジ資源化技術の開発と実機化推進

廃棄物管理の向上

●電子マニフェストの全社導入 電子化80%以上 ●全社廃棄物集計システムの整備

生産部門の省エネルギー活動を推進

●鶴見製作所1997年度比13%減(操業時間あたりの電力使用量) ●津製作所 1997年度比 5%増(加工重量あたりの電力使用量) ●清水製作所1997年度比24%減(加工重量あたりの電力使用量)

※津製作所は、大電流溶接機使用割合増により、1997年度比で増加を見込む 現地工事での廃棄物削減を推進

●リサイクル率74%以上 地球温暖化防止対策の推進

●2010年度に電力使用量を原単位(鋼材加工重量あたり)

で1990年度比10%削減(新造船事業所を対象)

●エネルギー消費量を原単位で前年度比1%削減(全社を対象)

廃棄物排出量の削減

●製造段階における廃棄物リサイクル率を2010年度に

85%以上に高める(全社を対象)

VOC排出抑制への対応

●700ppmCの排出基準を満足する

(排風能力10万m3/時以上の塗装設備を対象)

PRTR法指定化学物質のフォロー

●指定化学物質(特に、キシレン、エチルベンゼン、トルエン)

の大気への排出量および事業所外への移動量をフォロー (5事業所を対象)

マンション事業における省エネルギー活動の推進 ●設計・建設住宅性能評価書の取得

構造躯体の劣化軽減対策:等級3 省エネルギー対策:等級3 ホルムアルデヒド発散対策:等級3

●省エネルギー建材、設備の採用 運営事業における地球温暖化防止対策の推進

●省エネルギー設備・機器への更新改修

地球温暖化対策の推進

●鉄連自主行動計画をふまえ、温室効果ガス削減対策を実行

(エネルギー消費量を2008年度∼2012年度平均で1990年度比10%削減)

環境リスク低減への取り組みの継続 ●新規法規制の遵守

●自主的な環境保全活動 副生物資源化の推進

●スラッジ資源化技術の開発と実機化推進

廃棄物管理の向上

●電子マニフェスト化率の向上 ●全社廃棄物集計システムの整備 生産部門の省エネルギー活動を推進 ●鶴見製作所1997年度比 5%減 ●津製作所 1997年度比 4%増 ●清水製作所1997年度比20%減

※津製作所は、大電流溶接機の使用割合増により、1997年度比で増加を見込む 現地工事での廃棄物削減を推進

●リサイクル率80%以上 地球温暖化防止対策の推進

●2010年度に電力使用量を原単位(鋼材加工重量あたり)で1990年度比10%削減(新造船事業所を対象) ●エネルギー消費量を原単位で前年度比1%削減(全社を対象)

廃棄物排出量の削減

●製造段階における廃棄物リサイクル率を2010年度に85%以上に高める(全社を対象)

VOC排出抑制への対応

●700ppmCの排出基準を満足する(排風能力10万m3/時以上の塗装設備を対象)

PRTR法指定化学物質のフォロー

●指定化学物質(特に、キシレン、エチルベンゼン、トルエン)の大気への排出量および事業所外への移動量

をフォロー(5事業所を対象)

マンション事業における省エネルギー活動の推進 ●設計・建設住宅性能評価書の取得

構造躯体の劣化軽減対策:等級3 省エネルギー対策:等級3 ホルムアルデヒド発散対策:等級3

●省エネルギー建材、設備の採用 運営事業における地球温暖化防止対策の推進

●省エネルギー設備・機器への更新改修 ●エネルギー消費量 1990年度比約12%削減

エネルギー原単位 約20%削減

●倉敷CDQ:2009年3月稼動開始 ●高効率酸素設備の新設(倉敷) ●高炉熱風炉の省エネタイプへの更新改修

(福山/倉敷)

●排水処理設備の新設(千葉窒素規制強化対応) ●VOC排出量削減の自主管理活動(継続)

●ダスト資源化設備稼動(福山)

●電子マニフェスト導入90%超

●鶴見製作所1997年度比5%減 ●津製作所 1997年度比9%増 ●清水製作所1997年度比23%減 ●CO2排出量(3所計)16,344t-CO2

●リサイクル率86.2%

●1990年度比22%削減

●5事業所合計で前年度比7.6%削減 ●CO2排出量は全社合計で67,084t-CO2

前年度排出量比7.6%削減

●廃棄物リサイクル率は全社合計で84.7%で、

前年度比で若干悪化

●有明、津事業所とも、700ppmCの排出基準を

満足

●3主要物質合計の排出量、移動量は前年度と

同程度

●分譲マンションで全件取得

●潜熱回収型給湯器、ペアガラスを採用

BR53-58 ER3-10

ER19-20

BR60 ER21 ER39-40

ER17-18 ER21

BR59 ER23-24

BR59 ER24

BR59 ER25

BR59 ER26

ER26

ER26

ER27

川崎マイクロ エレクトロ ニクス

宇都宮工場の閉鎖に伴い活動テーマを大幅に見直し、 以下のテーマを実施する

●排水処理起源脱水汚泥のリサイクル率100%の達成 ●PRTR物質の削減

また、EU-REACH規制に対応し

LSI製品の化学物質管理システムのレベルアップを図る

本社オフィスビルで引き続き環境保全活動を行い、以下のテーマを実施する ●ビル運用における地球温暖化防止

●紙資源節減

●廃棄物(建設副産物)削減

宇都宮工場の閉鎖により、脱水汚泥の排出は なくなり、PRTR物質の使用を終了

ER27

運営事業における廃棄物の削減 ●事業系廃棄物の資源化率向上

THiNK 資源化率56.5% オルトヨコハマ 資源化率50%

運営事業における廃棄物の削減 ●事業系廃棄物の資源化率向上

THiNK 資源化率81.6% オルトヨコハマ 資源化率49%

●THiNK 変電室等の更新を実施

●THiNK 資源化率77.7%

(2008年度比16.9%向上)

●オルトヨコハマ 資源化率48.2%

(2008年度比0.3%減)

※ 「掲載ページ」欄のBRが付いたものは「JFEグループ 経営レポート2010」、ERが付いたものは「JFEグループ CSRレポート 環境報告2010」の該当ページ を示します。 「JFEグループ CSRレポート 環境報告2010」は当社Webサイトよりダウンロードして、ご覧いただけます。

事業活動における環境負荷低減活動

環境重点目標と実績

JFEグループ環境報告 ����

�� JFEグループ環境報告 ���� ��

10

06

29

_1

30

2_

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(10)

 JFEスチールはこれまで、環境負荷低減のた

めに省エネルギー技術や環境保全技術を開発 するなど、積極的な技術開発・設備投資を行っ てきた結果、世界最先端レベルのエネルギー

効率と資源循環率などを誇る製鉄プロセスを 確立してきました。そして現在も、製鉄プロセス ごとにさらなる環境負荷の低減をめざし、新た な技術開発と設備の導入に取り組んでいます。

JFEスチールは、廃棄物の最終処分量よりも多い約5万tの 使用済み容器包装プラスチックを受け入れており、社会の 廃棄物削減にも貢献しています。

事業活動における環境負荷低減活動

製鉄プロセスの

エネルギー・マテリアルフロー

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エネルギー所内 リサイクル

����

副生物資源化率

����

水資源循環

JFEグループ環境報告 ����

�� JFEグループ環境報告 ���� ��

鉄鋼原料

● 鉄鉱石 33百万t

● 石炭 21百万t

● 石灰石 5百万t

副生物 ����百万t

● スラグ ● ダスト ● スラッジ

回収エネルギー

● 副生ガス ● 排熱回収蒸気 ● 高炉炉頂圧発電

購入エネルギー

● 電力+石油系 101PJ

工業用水

230百万t

リサイクル原料

● 鉄スクラップ(転炉) ● 使用済みプラスチック

(高炉)

● トナー(焼結)

リサイクル原料

● 使用済みプラスチック ● 使用済みペットボトル ● 廃家電商品

● 食品残渣

● ダスト・スラッジ など

投入資源

JFEグループのリサイクルプロセス

JFEスチールの製鉄プロセス

省エネルギー技術

対策施設

製鉄プロセス

原料ヤード コークス炉

コークス炉ガス 高炉ガス 転炉ガス

焼結機 高炉 加熱炉

発電所 酸素プラント

熱間圧延・

冷間圧延 連続焼鈍・表面処理 物流 転炉・連続鋳造

電気炉 環境保全技術

発生物

環境影響

対策設備

循環水

エネルギー供給 (���

● 電力 ● 燃料ガス ● 蒸気

化学物質

● 排出量 483t ● 移動量 1,431t

CO2排出量 約��百万t※ ※ エネルギー起源CO2と非エネル

ギー起源CO2の合計

排ガス

● SOx排出量  3.5百万m3 ● NOx排出量 11.1百万m3 ● ばいじん

排水・蒸発ロス(����) 最終処分(����

海域・陸上

土木用材(�����

● セメント原料 ● 路盤材 ● 港湾用材 ● 肥料

鉄鋼製品

����百万t

(粗鋼ベース)

その他の製品

● 化成品 ● 酸素 ● 窒素 ● 水素 ● アルゴン

再生製品

● NF ボード ● ペット原料

供給製品

エネルギー所内リサイクル(���

副生物リサイクル(�����

水資源循環(�����

乾式消火(CDQ) 石炭調湿(CMC) 燃焼制御

ヤード散水 ベルトコンベア集じん レーザ式粉じん監視

コークス炉ガス脱硫 廃安水COD処理 化成品回収

排ガス脱硫

排ガス脱硝 ガス回収・集じんダスト処理 スラグ資源化

ガス回収・集じん ダスト処理 スラグ資源化

低NOxバーナー

燃料のクリーン化 廃酸・廃アルカリ処理廃油再生 凝集沈殿処理

廃水処理 低公害車両の 導入 ダスト 排ガス・ダスト

廃水(安水) 排ガス・ダスト廃水 ダスト・廃水排ガス・スラグ ダスト・廃水排ガス・スラグ 排ガス・ダスト 圧延廃水酸洗廃水 表面処理廃水 排ガス 粉じん 粉じん・NOx

SOx・COD

粉じん・NOx SOx

粉じん・SS 粉じん・SS NOx SS・廃油

廃酸・鉄塩

金属イオンなど NOx・SPM ガスタービンコンバインド発電

発電所燃料予熱 高効率空気分離

焼結クーラ 排熱回収設備 ラインバーナー

使用済み プラスチック吹込 微粉炭吹込 炉頂圧発電 熱風炉排熱回収

ガス回収 ガス顕熱回収

リジェネバーナー 直送圧延 低温抽出

排熱ボイラー 回転型蓄熱式

熱交換器

輸送距離の短縮 積載率の向上 モーダルシフト IT化の推進

エンドレス圧延

オンライン熱処理

10

06

28

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82

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(11)

(年度)

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(百万Nm3

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(年度)

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(百万Nm3

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(年度)

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(百万t)

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工業用水循環率

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(%)

(年度)

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(t/日)

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工業用水受入量

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焼結炉排ガス処理設備:西日本製鉄所(福山地区)活性コークス方式の例

防じんフェンス:東日本製鉄所(千葉地区)の例

排水処理設備:東日本製鉄所(千葉地区)排水中窒素処理設備の例

環境データ遠隔監視:東日本製鉄所(京浜地区)の例 排水自動分析装置:東日本製鉄所(千葉地区)の例 排ガスサンプリング

 製鉄プロセスで使用する水は、徹底した循

環・再利用を推進し、工業用水循環率※は約

93%と高い水準です。また、公共用水域への排 水については、適切な水処理を行い、汚濁負荷 の低減に努めています。

※ 工業用水循環率

工業用水循環率=(総使用量ー工業用水受入量)/総使用量

 環境異常の発生を未然に防止するため、大 気、水質の負荷状況について、定期的なバッチ 分析、自動分析装置による連続分析、ITVによ る遠隔監視など、さまざまな手法を組み合わせ ながら、常に監視を行っています。

硫黄酸化物(SOx)および 窒素酸化物(NOx)の排出抑制

 JFEスチールは、SOxおよびNOxの排出抑

制のため、主要な排出源への脱硫装置、脱硝装 置の設置を積極的に実施しています。

ばいじん・粉じんの排出抑制

 製鉄プロセスでは、ばいじん・粉じんの発生

源は多岐にわたることから、JFEスチールは、

個々の発生源の特定および発生源ごとの特性に 応じた適切な排出抑制対策を推進しています。

NOx排出量の推移

工業用水受入量・循環率の推移 COD(化学的酸素要求量)の推移

SOx排出量の推移

水質保全

環境監視

大気保全

事業活動における環境負荷低減活動

J

FEスチールの環境負荷低減活動

JFEグループ環境報告 ����

�� JFEグループ環境報告 ���� ��

10

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28

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83

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(12)

1 16 25 26 30 40 43 63 68 69 85 100 132 144 145 177 178 179 198 200 207 224 227 230 231 232 253 283 299 304 309 310 311 345 346 0 0.1 0 0 0 26 1.6 166 0.03 0 0 0 47 12 26 0.3 0 4.8 0 22 0 3.9 62 0 0 0.01 0 0 25 0 0 0 0.07 0.0001 0.001 392 5.4 0.05 0.4 0 0 0 0.06 0 0.6 0.1 0 0.05 0 0 0 0 0.3 0.0002 0 0 0.04 0 0 0.01 0 2.2 0 21 0 31 9.2 0 15 0 5.6 91 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5.2 11 0 4.9 5.6 8.5 489 1.4 2.2 0.3 0 0 0 0 1.8 0 0 0 0 0 1.6 52 8.3 46 0 15 0 2.2 3.3 0 672 0 101 1,431 亜鉛水溶性化合物

2-アミノエタノール アンチモン及びその化合物 石綿

ビスフェノールA型エポキシ樹脂 エチルベンゼン

エチレングリコール キシレン

クロム及び3価クロム化合物 6価クロム化合物 HCFC-22

コバルト及びその化合物

1,1-ジクロロ-1-フルオロエタン(HCFC-141b) ジクロロペンタフルオロプロパン(HCFC-225) ジクロロメタン

スチレン

セレン及びその化合物 ダイオキシン類 ヘキサメチレンテトラミン テトラクロロエチレン 銅水溶性塩

1,3,5-トリメチルベンゼン トルエン

鉛及びその化合物 ニッケル ニッケル化合物 ヒドラジン

ふっ化水素及びその水溶性塩 ベンゼン

ほう素及びその化合物

ポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテル ホルムアルデヒド

マンガン及びその化合物 メルカプト酢酸 モリブデン及びその化合物

指定化学物質名

合計

排出量

排出量計 483 移動量計 1,431

大気 公共用水域 土壌 事業所内埋立 下水道 事業所外

移動量 政令

番号

最終処分量

(年度)

��� ��� ��� ��� ���� ���� ��� ���� ���� ��� ��� ��� ��� � �� �� �� �� ��

(万t)

��� ��� ��� ��� ��� ��� �� �� �� �� �� (%) ���� ���� ���� ��������

資源化率

大気・公共用水域への排出量

(年度)

��� ��� ��� ��� ��� ��� ��� � ����� ����� ����� (t) ��� ��� ��� ����� ����� �������� ��� ��� ��� ����� ����� ����� ����� 最終処分量

���

�����

���

���

���

����

(t/年、ダイオキシン類はg-TEQ/年)

����

サンプル採取キットの例 PCB測定用高分解能GCMS

PCB抽出・分離操作

2010年4月に構築しました。JFEテクノリサー

チは、電気機器の絶縁油中PCB含有の有無を

正確、安価、迅速に分析するサービスをJFEグ

ループ内外に提供しています。

 JFEスチールは、有害性が高く排出量の多い

化学物質から優先的に排出削減に取り組んで います。化学物質の排出削減は自主的に行っ

ており、2001年度以降、大気・公共用水域への 総排出量の削減を進めています。

 JFEスチールは、製鉄プロセスにおける副生

物(鉄鋼スラグ※1、ダスト、スラッジ※2)を所内

で製鉄原料としてリサイクルするとともに、資 源としての有効利用を推進しています。2009 年度は、福山地区のダスト精錬炉が稼動し、ダ ストの所内リサイクルをさらに推進しました。

 PCB廃棄物については、法に基づいて適切

に保管し、日本環境安全株式会社(JESCO)の

スケジュールに従い処理しています。

 また、グループ会社のJFEテクノリサーチは、

環境省指定のマニュアルに基づく「微量PCB 簡易測定法」を用いてPCBを分析する体制を

※1 鉄鋼スラグ

鉄鉱石の鉄以外の岩石成分や石灰などの成分で、溶融した金属 から分離したもの。セメント原料などに利用される。

※2 スラッジ

廃水の処理に伴って生じる泥状の物質。

PRTR届出全物質(2009年度)

副生物の最終処分量・資源化率の推移

化学物質の排出量・最終処分量

JFEテクノリサーチの微量PCB簡易分析 ��������������������������������������

化学物質の管理・排出抑制

副生物の有効利用

PCB廃棄物の適正処理

事業活動における環境負荷低減活動

J

FEスチールの環境負荷低減活動

JFEグループ環境報告 ����

�� JFEグループ環境報告 ���� ��

(13)

(kg) 鶴見製作所におけるリサイクルパトロールの様子

鶴見製作所に設置された太陽追尾型太陽光発電設備

 JFEエンジニアリングは、各生産拠点の機能や

業務特性にあわせた環境マネジメントシステムを 構築し、環境負荷低減活動に取り組んでいます。

 JFEエンジニアリングが加盟する(社)日本

産業機械工業会は1997年に「産業機械工業 の環境自主行動計画」を策定し、1997年度を

基準として、2010年度までにCO2の排出量を

12.2%削減することを目標に掲げています。

 JFEエンジニアリングは、オフィス部門で、高

効率なネオホワイト蓄冷空調システムの利用 や、昼休みの消灯などの省エネ活動を推進して います。2010年春には、鶴見製作所に、50kW の大型太陽光発電設備と、6kWの太陽追尾型 太陽光発電設備を設置しました。また、製作所 では、電力使用量や切断・溶接ガス使用量の削 減、圧縮空気使用の効率化などに取り組んで

います。JFEエンジニアリングは2009年度に

JFE工建などグループ4社を統合しましたが、

生産部門とオフィス部門をあわせた2009年度

のCO2排出量は16.3千トンで、前年度より

3.0%減少、1997年度と比較して13.3%低い 数値となっています。

 JFEエンジニアリングは、事業活動に伴って

排出される廃棄物のリサイクルに積極的に取 り組んでいます。

 オフィス部門では、分別ルールの明確化を図 るとともにリサイクルパトロールなどを実施し て、オフィスごみのリサイクルに努めています。  工事現場や製作所では、廃棄物の分別の徹 底やそのリサイクル方法の見直しなどにより、産 業廃棄物の削減とリサイクルの推進に継続的に 取り組んでいます。

 また、計画・設計部門では、リサイクル材の採 用や、省エネ機器の選定など、環境に配慮した 計画・設計を行っています。

 JFEエンジニアリングは、化学物質排出把握

管理促進法(PRTR法)に則って、化学物質の排 出・移動量を管理し、自治体経由で国に報告して います。塗料、溶接材料、ガソリンなどを管理対 象物とし、削減に向けた活動を推進しています。

2009年度マテリアルバランス

廃棄物削減状況(2009年度)

JFEエンジニアリングのCO2排出量推移

PRTR届出全物質(2009年度)

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������

原材料 63,464t

エネルギー

電気使用量 33,781,097kWh

A重油 197.2kℓ

灯油 71.1kℓ

軽油 197.6kℓ

ガソリン 25.2kℓ

都市ガス 792,254.0Nm3

LPG 205.2t

LNG 0.0t

水 152,701t

製品 60,126t

大気汚染物質

CO2 16,344t

NOx max 85ppm SOx max ーppm ばいじん max 0.019g/Nm3

廃棄物発生量 1,643.3t

排水 223,430.1t

その他(PRTR)  172.5千kg

JFEエンジニアリング

鶴見製作所清水製作所津製作所

オフィス部門廃棄物のリサイクル推進状況 オフィス部門のリサイクル率

鶴見製作所(%) 津製作所(%) 清水製作所(%)

目標

97 82 97.6

実績

98.7 85.8 98.8

生産部門廃棄物のリサイクル推進状況 生産部門のリサイクル率

鶴見製作所(%) 津製作所(%) 清水製作所(%)

目標

52 29 16

実績

47.7 22.2 16.7

現地工事部門廃棄物のリサイクル推進状況 現地工事部門のリサイクル率

現地工事サイト(%)

目標

74

実績

86.2

(千t-CO2)

(年度)

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政令

番号 公共用

水域 事業所内埋立 事業所外 大気 土壌 下水道 指定化学

物質名

合計

排出量

116,635.3 55,909.6 172,544.9

移動量

30 40 63 177 227 230 311

ビスフェノールA型 エポキシ樹脂 エチルベンゼン キシレン スチレン トルエン 鉛及び その化合物 マンガン及び その化合物

0.0 22,436.8 55,904.0 1,807.6 36,486.9 0.0 0.0 116,635.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 12,787.0 1,680.4 4,800.9 475.7 7,386.4 3,680.0 25,099.2 55,909.6

地球温暖化防止

リサイクルの推進

化学物質の管理・排出抑制

事業活動における環境負荷低減活動

J

FEエンジニアリングの環境負荷低減活動

JFEグループ環境報告 ����

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(14)

(t/年)

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(年度)

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電力使用量

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(年度)

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廃棄物 排出量

リサイクル率

油流出事故防止訓練

 ユニバーサル造船は、各事業所の機能や業 務特性にあわせた環境マネジメントシステムを 構築し、環境負荷低減活動に取り組んでいます。

 ユニバーサル造船におけるエネルギー起源

のCO2発生量の内訳は、電力使用による排出

が86%、石油使用による排出が10%、ガス使 用による排出が4%で、この比率はここ数年大 きな変動はありません。

 大きな比率を占めている電力の使用量を減 らすことが最大の課題です。このため、生産部 門では、昼休みの照明器具の節電や溶接機器 の待機電力の低減、高効率機器への更新など の省電力に取り組んでいます。また、オフィス部 門では、昼休みの消灯、未使用時のパソコン電 源オフ、冷暖房の温度設定変更などの活動を 推進しています。

 生産部門とオフィス部門をあわせた2009年 度の全社の電力使用量は、138,030MWhで、 前年度に比べ11,207MWh減少しました。また、 労働時間あたりの電力使用量(MWh/1,000 時間)も、前年度に比べ、やや減少しました。  また、これらの省電力活動と並行して、場内 作業車やトラックなどのアイドリングストップ、 終業時のガス元栓の閉鎖など、石油やガスの無 駄を減らす活動にも積極的に取り組んでいます。

 ユニバーサル造船は、廃棄物の発生と排出 の抑制にも取り組んでいます。

 生産部門では、ごみ分別箱の増設や現場パ トロールなどによって、分別の徹底や再利用、

再資源化を推進し、ごみの発生、排出抑制に取 り組んでいます。また、オフィス部門では、廃紙 の再利用やごみの分別を徹底することで、オ フィスごみの減量化・再資源化に努めています。  このような活動の結果、生産部門とオフィス 部門をあわせた2009年度の全社の廃棄物排 出量は52,880トンで、前年度に比べ1,141トン 減少しました。

 なお、廃棄物排出量は減少しましたが、廃棄 物のリサイクル率は前年度の85.7%から84.7% へと若干悪化するというやや残念な結果とな りました。

 ユニバーサル造船は、化学物質排出把握管 理促進法(PRTR法)に従い、指定化学物質の 排出、移動量を管理し、自治体経由で国に報告 しています。塗料や溶接材料、ガソリンなどを 管理対象物とし、その削減に努めています。  また、造船会社として、エチルベンゼン、キシ レン、トルエンという塗装と密接な関係がある 3主要物質の排出と移動については、特に注意 深く監視しています。

 ユニバーサル造船は、油流出による海水汚 染を環境に大きな影響を与える環境汚染問題 と位置付け、油流出事故を防止し、被害を最小 限に食い止めるため、定期的に訓練を実施し ています。

2009年度マテリアルバランス

3主要物質の状況

ユニバーサル造船の電力使用量の推移

ユニバーサル造船の廃棄物排出量の推移

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原材料 525,300t

エネルギー

電力使用量 138,030MWh

A重油 460kℓ

灯油 443kℓ

軽油 1,623kℓ

ガソリン 112kℓ

都市ガス 91km3

LNG/LPG 857t

水 1,410,000t

製品 486,400t

大気汚染物質

CO2 67,084t

NOx 75t

SOx ─

廃棄物発生量 52,880t

リサイクル率 84.7%

ユニバーサル造船

有明事業所津事業所舞鶴事業所京浜事業所因島事業所

エチルベンゼン キシレン トルエン

合計

298 968 404

1,670

254 723 577

1,554

20 70 29

119

19 54 35

108 大気への排出量

2008年度

3主要物質 2009年度 2008年度 2009年度 事業所外への移動量

地球温暖化防止

廃棄物の発生・排出抑制

化学物質の管理・排出抑制

油流出ゼロへの取り組み

事業活動における環境負荷低減活動

ユニバーサル造船の環境負荷低減活動

JFEグループ環境報告 ����

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